夢は人によって見る頻度や内容が違うものです。
毎日不思議な夢を見る人や、ごくまれにしか見ないという人、同じパターンの夢を繰り返し見ているという人などそれぞれに違います。

夢は浅い眠りのときにみるものというデータもありますが、なぜこのような現象が起こるのか、さらに夢の内容にはどんな意味があるかについては誰にも原因を突き止めることはできていなく、説明もできないのが現状です。

しかしながら、見た夢の内容によっては寝起きの気分もガラッとかわってしまったり、どういう意味があるのか気になってしまうのも人間らしさのひとつだといえるでしょう。
そのため、夢の内容によって実生活における気持ちの動向や、何かの前触れをしめすものと解釈をつけようとする考えも生み出されました。

いわゆる夢占いや、夢診断とよばれるものです。
見た夢の内容によって、この夢にはどのような暗示や意味が含まれるのであろうと気になることがあるでしょう。

実際、夢に出てくる場所や人、現象などは経験したこともないような不思議が詰まっていると感じることも多いのですが、初めて見た場所や人だと思っていたそれらが、実はこれまでの自分の経験に基づいて見せている記憶だということはご存知でしょうか。

夢の中に知っている人や場所などがあらわれたり、テレビや本の中で見た人があらわれても人はそれほど驚かないでしょう。
しかし、身近な存在でないものについては初めて見るものと感じ、不思議な感覚にさせられるのです。

人間の脳は、記憶できる量が決まっていると言われています。
これにはもちろん個人差や年齢や環境などによって違いが生じますが、毎日新しい情報に出会う暮らしの中で、すべてのものを記憶することには無理があるため、必要なものだけを覚えておこうと脳が自動的に働くのです。

毎日同じ暮らしの繰り返しなので、自分にとっては新しい出会いや情報が入ってくることはないという人もいるでしょう。
しかし、そうではありません。
街を歩けばこれまであったことのない、知らない人とたくさんすれ違います。
テレビやラジオをつけると毎日新しい番組が放送されています。

同じ空間にいて、同じものをみたり聞いたりしている人が複数いる中で、このときの経験を全員の人が覚えているとは限りませんが、また、違う時間や空間の中ではこのときの記憶を持つ人が以前とは異なる場合もあります。

このように、わたしたちは生きている中で毎日新しい情報に出会いますが、この中から記憶の引出しに保管されるものを選んだり、捨てたりして暮らしているのです。

夢はこれらの引出しを全部まとめた倉庫、つまりこれまでの人生で得た情報のすべてを保管している大きな空間から取り出された情報をつなぎ合わせてできた作品だと考える事ができます。

正夢という言葉がありますが、これは記憶の倉庫に反した現象です。
これは非常に不可思議な現象ですが、自らの心に強く願ったことや信じたことが現実になる潜在意識が働いているものの裏付けとして考えることができます。

夢には嬉しい、楽しいといったポジティブなものから悲しい、怖いなど不快なものがあるでしょう。
不思議と夢は目覚めたときに快か不快のどちらかの気持ちを強くするようなものが多いのです。

不快な気持ちで目覚めたとき、この気持ちを引きずってその日を過ごしてしまうこともあるでしょう。
しかし、不快な夢はときに良い意味を教えてくれている場合もあるのです。

例えば殺人などの恐怖を感じる夢では、生まれ変わりを意味し、現実世界で自分が新しく成長することを意味しているといわれています。

トイレにまつわる夢を見る人も多いようです。
トイレが見当たらなくて探し回っている夢は、現実の世界で実際にトイレにいきたい状態になっているケースが多く、目覚めると尿意を感じることが多いでしょう。

トイレがあふれる夢は、実生活を見直すべきです。
トイレがつまってしまったことが原因になっていますが、これは自分自身がつまらないことにこだわっていることをしめしています。
何か思い当たることがある場合は、頑固な気持ちを捨てて方法を改めたり、周囲の人の意見を取り入れるように努めましょう。

汚れたトイレや自分自身がうんこまみれになってしまうような夢は、とても不快な思いをしてしまいますが、実際にはとても強運を引き寄せる良い夢です。
自分自身が汚れてしまう夢はこのように良夢ですが、便器が汚れているときは、健康を損なう暗示です。生活が乱れている場合は体調を崩す前に、改善すべきでしょう。

個室が丸見えになっていたり、透けているようなトイレは、性生活への興味をあらわしていると考えられます。
もっと多くの異性と肉体関係を結んだり、自分の性生活を人に見せたいというような欲求を持っていることをあらわしています。

このように夢は実生活となにかしら結びついています。
内容によって一喜一憂しすぎず、冷静に自分を見つめ直す機会にすると良いでしょう。